訪れ帖


[50] お久しぶりです - 投稿者:yumi 投稿日:2001/04/25(Wed) 03:30

 [外国]

どうも、お久しぶりです。
ギメの写真を撮ってきて、その数日後に春休みに2週間ほど南仏に行ってきていたので、データを送るのが遅くなってしまいました。この借り物のデジカメは、私のノートPCに直接繋がらないので、友達に頼んでデータを落としてもらうので、今週中には管理人さんにお送りできると思います。
ところで、ギメ美術館では、法隆寺で盗難にあったとかは、書いてなかったと思います。ちょっとうろ覚えなのですが、「法隆寺の勢至菩薩像とは知らず、中国で購入」と説明していたように思います。
カタログですが、たぶんフランス語バージョンしか無かったような・・・?
でも、読み応えたっぷりの素晴らしいカタログでしたよ(^-^;)。
そうそう、勢至菩薩像の写真なんかはHPに掲載できるのでしょうか?小松様のおっしゃっているような写真の著作権とかの問題はないのでしょうかねぇ?




[49] Untitled - 投稿者:小松晃 投稿日:2001/04/19(Thu) 22:23

 [甲信越]

ギメ美術館の話、とても面白く読んでいます。
盗まれたものが、ちゃっかり外国の美術館に展示されているなんて、悔しいような気もしますが、ちゃんとした所にあるんだから、よかったのかな、とも思います。

続編はまだあるのでしょうか?写真は著作権なんかがあって、載せられないのでしょうか。


明治時代にはたくさんの美術品が海外に流出し、アメリカのボストン美術館の浮世絵のコレクションは、日本を含めても屈指の所蔵量を誇ります。また、快慶の弥勒菩薩立像や平安初期の木彫など、日本では国宝に指定されるようなものも数多くあります。確かに悔しいとも思いますが、日本に残っていたら、これほど管理されて、保存されていたかと思うと、流出してこそ、今に伝えられたという面もかなりあると思います。
敦煌のいわゆる敦煌文書が、スタインやペリオ、また大谷探検隊に奪略された(お金は払っていますが、価値に比べると実質的には奪略に近い)と非難されますが、敦煌の研究、後世への伝達という面から見れば、逆に彼らに感謝しなければならないのかもしれません。少なくとも、バーミヤンの大仏の破壊に手をこまねくばかりの我々にとっては・・・。

ギメ美術館の勢至菩薩像の方は、yumiさんから写真が届きませんので、まだ掲載していません.

そういえば、手元に法隆寺の観音菩薩像の写真がないことに気がつきました。どこかで入手しなくては。
どなたか、写真をお持ちの方いらっしませんか? 奈良六大寺大観に載ってなかったかナ〜。

[From 管理人]




[48] Untitled - 投稿者:yumi 投稿日:2001/04/05(Thu) 07:18

 [外国]

こんにちは。
4月1日に、ギメ美術館と別館に行って来ました。
ギメ美術館の方は、開館時間に合わせ、10時過ぎに着いたのですが、
すでに長い行列ができてました。ほんと、すごい人気。
中に入り、その行列の意味が分かりました。面白いのです、展示が。
日本美術も、埴輪・青銅器から始まり、狩野派、ふすま絵・屏風絵、写楽に北斎と、思ったより豊富で、びっくりしてしまいました。別館の方の例の仏像は、「法隆寺金堂将来、金銅勢至菩薩立像 康勝作 1231年」とありました。
写真も一応撮りました。まだ、PCに落としていないので、近日中にメールで送らせてもらいます。ついでに、東寺の曼陀羅を真似た立体曼陀羅も撮して来ました。
ちなみに、別館のすごく詳しいカタログもありました。別館に展示されている仏像一体一体の写真と詳しい説明が載っていて、かなり厚いカタログでした。値段は290フラン。
少し高めですが・・・。


今年のオープン式典には、シラク大統領も出席したというくらいの大行事だったようですね。
是非行ってみたい!
勢至菩薩立像の方は、新聞報道では、ギメ美術館側は法隆寺で盗難に遭ったものとは認めていないと言っていた様に思いましたが、今では法隆寺のものと認めているのですね。
写真を期待しています。

別館のカタログは、英語のものまたは英語併記のものがありましたか?

[From 管理人]




[47] またもや - 投稿者:yumi 投稿日:2001/03/23(Fri) 19:01

 [外国]

こんにちは。
どうやら曖昧な情報で、混乱させてしまいました。すいませんm(_ _)m。
いずれにせよ、もう一度、ギメ美術館に行って、きちんと確かめてくるつもりです。写真が撮れれば、管理人さんのアドレス宛に、送らせてもらいます(というか、もう必要ないでしょうかねぇ・・・?)。


どういたしまして。こちらこそすぐに思い出せば良かったのですが・・・。
全く知らないと書きながらも、「どっかで聞いたような気もするナァ〜」と気になっていました。
写真を撮る事が出来れば是非送ってください。もっと詳しく知りたいという声も多いので!

[From 管理人]




[46] ギメ美術館の法隆寺像 - 投稿者:管理人 投稿日:2001/03/16(Fri) 21:34

 [関東]

 

Yumiさんから情報頂いた、ギメ美術館の法隆寺像の件ですが、思い出しました。
この像は、法隆寺金堂西の間に安置されている阿弥陀如来像の右脇侍、勢至菩薩立像だと思います。1991年に、元東京国立文化財研究所の久野健氏(現・仏教美術研究所長)によって確認されたという記事が新聞に載りました。
法隆寺金堂には、正面(中の間)に釈迦三尊像、東の間に薬師如来坐像、西の間に阿弥陀如来像がそれぞれ安置されています。この中で、阿弥陀如来坐像は、飛鳥時代当初の像ではなく、鎌倉時代に、運慶の子、康勝により造られたものです。但し、他の像とバランスをとるため、飛鳥時代の様式に模して造られています。阿弥陀如来坐像は、現在独尊として安置されていますが、左脇侍の観音菩薩立像は別途法隆寺に保管されているようです。
法隆寺の日記によると、明治十四年に金堂から盗まれたとされていますが、ギメ美術館の目録には、中国の十七世紀の観音像として購入されたと書いてあるそうです。




[45] ギメ美術館の別館 - 投稿者:yumi 投稿日:2001/03/13(Tue) 07:14

 [関東]

こんにちは。
お尋ねの件ですが、まずギメ美術館の別館は、本館(東洋館?)とは違います。本館が、管理人さんのおっしゃられたような日本美術をはじめ、アジア各国の美術品が展示されています(といっても、まだ行ったことはありませんが)。別館の方は、建物も入り口も違い、ほとんどの人が知らないようです。この別館は、約90%が、日本の仏教美術です。大きく、「如来」「菩薩」「明王」「梵天」と4つの展示に別れており、飛鳥時代をはじめとする仏像が所狭しと展示されています。東寺の曼陀羅の配置をまねた立体曼陀羅もあり、かなりの展示数だと思います。余談ですが、日本の茶室も備えた日本庭園もこの別館にできるそうです。あまり知られていないため、土日でも人が少なく、ひっそりとしています。釈迦三尊像ですが、やはり法隆寺のものだと思います。講義中のノートを友達に貸しているため手元に無いので、はっきりとは確認できませんが。どちらにせよ、4月1日(毎月第一日曜日は国立美術館が無料)にもう一度、ギメに行ってみるので、そのときに別館の方も訪れて、説明書きを確認してこようと思います。できれば、デジカメで写真も。(万が一、勘違いで法隆寺のものでなかったらごめんなさい)
ところで、写真などは、どうやって送れば良いのでしょうか??


丁寧なご返事有難う御座いました。別館の展示品の解説書等(出来れば日本語、無ければ英語、フランス語はちょっと・・・)があれば入手したのですが、海外からの申し込みはどうすれば良いのが調べて頂けませんか?

写真は、メールに添付して送っていただくか、容量が大きい場合は、インターネットの「FreeDrive」(http://www.freedrive.com)に入れて下さい。
「FreeDrive」は上記アドレスにて接続後、「Username」に「bunkaken」、「Password」に「takami」と入力し、「kaiin」フォルダーを開いて[Upload]を押し、投稿する記事または写真を[参照]で選んで(一度に5個まで選べます)[Send Files to myDrive]を押します。[kaiin]の中にファルダーを作っていれたい場合は、[New Folder]アイコンをクリックして適当な名前のフォルダーを作ってください。
なお、passwordは随時変更しますので、繋がらないときは、メールにて確認下さい。

[From 管理人]




[44] ギメ美術館 - 投稿者:yumi 投稿日:2001/03/06(Tue) 19:56

 [外国]

初めまして。2週間ほど前に、大学で、日本古美術の試験があり、仏教美術の資料集めにと、ネットサーフィンしていたところ、このサイトを発見いたしました。仏像の種類などの大変詳しい説明、大変役に立ちました。ありがとうございました(^-^)。
ところで試験前に、教授とギメ美術館(正確には、別館のPantheon Bouddhique)に行くという課外授業があり、参加したのですが、そこで、法隆寺金堂にあるはずの釈迦三尊像の一体がありました。仏教美術はてんで素人の私でも知っている法隆寺の釈迦三尊像。とても驚きでした。それも、最近までは、これが価値(?)のある仏像だとは認識されていなかったらしく、この別館を造る際に、日本人学者が来て、初めて分かったそうです。こういうことって、あるのですね。それも、この仏像、とても目立たないところにひっそりと、展示されていて、先生が何もおっしゃられなかったら、通り過ぎてしまうところでした。
ギメ美術館は、今年の1月にリニューアルされ、大変な人気を集めています。
先週も、本館の方を訪れてみようと行ってみたのですが、長蛇の列のため、あきらめ、別館だけを再度訪問して帰りました。別館は日本の仏教美術を主としており、本館とは対照的に、いつもひっそりとしています。この方が、仏像をゆっくり鑑賞するのには適しているような気がします。今度は午前中にでも、本館の方を訪れてみたいです。
ながながとなってしまいましたが、ここのHPにはお世話になりました。ありがとうございました。


遠くからの書き込み有難うございます(インターネットでは、距離は関係ありませんネ)。
ギメ美術館には行ったことがないのですが、別館というのは東洋館(Musee national des Arts Asiatiques Guimet)とは違うのですか? 東洋館に行った方に立派なカタログを見せてもらいましたが、江戸彫刻を中心に非常に体系だった展示がされており感心した記憶があります。法隆寺の釈迦三尊像の話は全く知りませんでした。法隆寺金堂の釈迦三尊像は、三体共当初からのものだと思いますが、ギメにある像はどのようなものなのでしょうか?写真か資料があれば送ってもらえませんでしょうか。

[From 管理人]




[43] ホームページが繋がらないときは - 投稿者:管理人 投稿日:2001/03/03(Sat) 12:21

 [関東]

 

hoopsのサーバーが不調のようです。
http://bunkaken.hoops.ne.jp/で繋がらない場合は、下記をためして下さい。
http://www.hoops.ne.jp/~bunkaken
http://www.hello.co.jp/~doganji/
お手数をお掛けしますが宜しくお願い致します。

                  管理人




[42] 善明寺 in 府中 - 投稿者:だいき 投稿日:2001/02/24(Sat) 08:37

 [関東]

昨日、たまたま府中の善明寺の前を通ったら、お堂で何やら作業が。

お寺の人に聞いたら、お堂(280年くらい前のもの)の土台が腐ってきているので改修が必要なのだが、
中の木造の阿弥陀如来像もひびが入ったりしていて修理が必要で、いま、その計測となどをしているとのこと。
お堂も仏像も、特に文化財指定されていないので、補助金も出ず、お金が随分とかかってしまうそうです。
未指定のものを守っていくのは大変ですね。

ちなみに、重文の鉄仏を納めているお堂(鉄筋コンクリート)も築30年がたち、傷みがひどくなっているとのことで、
これまた近いうちに修理が必要だとか。
大きな寺院でないだけに、ほんと、たいへんそう。


どこへ伺っても、文化財の維持は大変であるという話を聞きます。名刹でもない限り、意外と大きなお寺でも檀家が少ないところは苦労しているようで、学校の先生や役所などに勤める兼業住職が多い様です。確かにこのようなお寺では、生活はともかく、お堂や、仏像の修理などには、手が廻らないのが現状でしょう。
また、指定されていても、全額出るわけでもなく、焼失した甚目寺の聖観音立像のように、客仏であればなお更、重文であっても収蔵庫も建てられず客間に安置されているという例も多く見られます。

我々の活動が、少しでも多くの人に、文化財に興味をもってもらい、その重要性を理解して頂く一助になれば良いと思っています。

[From 管理人]




[41] Untitled - 投稿者:小松晃 投稿日:2001/02/21(Wed) 12:32

 [甲信越]

さきほどの投稿、ちょっと言葉足らずでした。

長野県立信濃美術館に、鑑真和上像は来ませんが、その他の仏像は、結構来るそうです。


それでも、梵・釈像、四天王、講堂諸像をはじめ、東征伝絵巻などが来るのでしょうから、大変なものですネ。

今年は、唐招提寺の諸像といい、上醍醐の薬師像といい、尊像大移動の当たり年なのかもしれません。


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[40] Untitled - 投稿者:小松晃 投稿日:2001/02/21(Wed) 12:07

 [甲信越]

 こんにちは。

 唐招提寺展についてですが、長野県立信濃美術館に伺ったところ、鑑真和上像は、長野県には来ないそうです。

 ご開帳の日にはなかなか奈良県まで行けませんので、やっぱり東京へ見に行くことにしました。

 きっと混んでいるでしょうが、平日にでも休んで行こうと思います。




[39] 唐招提寺展 - 投稿者:小松晃 投稿日:2001/02/19(Mon) 23:23

 [甲信越]

 こんにちは。

 唐招提寺展に私も行きたいのですが、長野県から行くには出費がかさみ、行きそびれています。
 (11月に子供が生まれたので、なかなか気楽に行けません!)

 唐招提寺には、一度行ったことがありますし。それに、テレビのコマーシャルで、長野県立信濃美術館に5月(6月だったかな?)に来ると言っていました。当然そちらのほうが近いので、そこで見ればいいかな、と思っています。

 でも、東京で展示したものが全部は来ないだろうし、やっぱり東京でも見たほうがよさそうですね。


鑑真上人像が長野に行くとは知りませんでした。やはり、魁夷さんの関係でしょうね。魁夷さんの絵に囲まれて見られるとすれば、都美術館とはまた違った展示会になるのでしょうか?
また、詳細がわかればお教え下さい。

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[38] 空いている時間は - 投稿者:だいき 投稿日:2001/02/18(Sun) 23:56

 [関東]

こんにちは。すごく久しぶりの書き込みです。

いま、上野で鑑真和上像がみられますよね。
まだ、行ってないのですが、行くなら、やはり平日の午前なのかなぁ。
うーん、休めない。


先日、中国国宝展で久しぶりに東博に行って来ましたが、この手の展示会は相変わらず混雑していますね。
やはり平日の早朝はすいていると思いますが、いずれにしろ博物館の喧騒の中では場違いな気がします。御影堂での御開帳で、一日中畳に座って静寂の中で拝観していた頃を思い出しました。6月6日には、休んででも唐招提寺に行ってみて下さい。
若葉して御目(おんめ)の雫(しづく)ぬぐはばや の世界です。

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[37] 教えていただき、ありがとうございました。 - 投稿者:小松 晃 投稿日:2001/02/05(Mon) 18:02

 [甲信越]

 清水寺のこと、秘仏のこと、いろいろ教えていただき、ありがとうございました。
 私は信州に住んでいますが、善光寺のご本尊は絶対秘仏なんですね。地元のうわさというか、笑い話では、本当は、ご本尊はからっぽなんだ、と言われています。
 法隆寺みたいに、空けてみたら百済観音みたいなすごい仏像が出てきたら面白なあと思うのですが、前立を見てるとあまり期待できないみたい・・・(というとまたバチ当りでしょうか。)


善光寺の噂は現代だけでなく、江戸時代にも、善光寺別当の子孫と称する者が、善光寺の本尊は自分が持っており、善光寺には実在しないと言い出し、評判になったため、元甲府藩主であった老中柳沢吉保が仲介して、善光寺に寄進させるとともに、本尊は実在しないという噂を打ち消す為に、敬ェ(けいたん)という僧侶に本尊を拝見させたと言う記録が残っています。それによると、本尊は一尺五寸(約45cm)、六貫三匁(約24kg)、脇侍は一尺(約30cm)、百七十匁(約0.6kg)であったそうです。また、毎年のすす払いで厨子を持ち上げるとかなり重いそうなので、実在しているのではないでしょうか。

これに対し、東大寺二月堂の十一面観音立像(大観音−二月堂には大小二体の秘仏があります)の場合は、江戸初期の火災の際持ち出されたという、銅製鍍金の光背と天衣の破片が奈良博物館に保存されており、これから天平時代の等身大の優れた像であることが判りますが、これらは、かなりひどく火中しており、秘仏となっている本尊がどのような状態であるかは判りません。

あるいは、今も噂を流せば…どうでしょうか。

[From 管理人]




[36] 清水寺のご本尊は何時代のものですか。 - 投稿者:小松 晃 投稿日:2001/02/02(Fri) 21:52

 [甲信越]

こんにちは。いつも楽しく訪れ帖を拝見しています。
私も昨年、京都清水寺の33年に1度のご開帳に行きました。神秘的でとても楽しかったです。
このご本尊について、手持ちの観光ガイドや仏像の本には解説がなかったので、見た印象で勝手に江戸時代のものだろうなあ、と思っていたのですが、何かのパンフレットで平安時代と書いてありました。平安時代ということでいいのでしょうか。
 秘仏というものは、33年に1回とはいいますが、管理上、お寺の方は掃除に入ったり、研究者が調査するために戸を開けることはよくあるんでしょうね。
 私も、何年に1度かのご開帳という仏様を、知り合いのつてで特別に見せていただいたことがあります。こういうコネがもっと欲しいなあ・・・というのは罰当たりの煩悩でしょうか。
 ある観光寺で、あまり熱心に見ていたら、管理人のおばさんが、「内緒だよ。」と言って、柵から内側へ入れてくれたことがありました。拝観を冷たく断られたお寺・一緒に般若心経を唱えてくれたお寺もあり、いろいろですね。


制作年代は、いろいろ調べましたがあまり良く判りません。鎌倉時代中期に造られたとも言われますが、清水寺は、比叡山僧兵による焼討や応仁の乱の戦火、江戸時代の火災でなどで何度も焼けており、いずれにしろ江戸時代に大掛かりな修理(造り直しの可能性も含め)がされているようです。
ちなみに、清水寺には、別に重文に指定されている十一面観音立像があり、こちらの方は、平安時代初期の制作と考えられています。
改めて、ホームページの記事を見てみると、秘仏御開帳のコーナーでは『藤原時代(出典?)』、特選情報コーナーでは『鎌倉時代(京都新聞)』となっており整合がとれていませんネ。

秘仏については、ホームページのアラカルト−秘仏のコーナーに記載していますが、長野善光寺本尊や東大寺二月堂本尊、東京浅草寺本尊など絶対的な秘仏は別として、寺を初めとする管理者の理解や文化財保護法に基づく収蔵庫の建設などにより、公開される仏像も多くなってきているようです。確かに、公開は学術研究に限るなどと言う場合もあります。特に地方に行くと、仏像は信仰の対象であり、信者のことを考えるとむやみに公開できないが、一方ではしかるべき人の評価をもらえば、価値が上がるしといった葛藤はあるようです。我々も、地方のお寺を訪ねたときには、我々の活動内容を延々と説明し、やっと拝観できるといった事もあります。
「つて」の話ですが、文化財に指定されている場合には、国や県市町村などから補助金が出ていることから、県市町村の文化財担当課(通常は教育委員会に所属しています)や文化財審議委員または、公共団体(県市博物館、文化財研究所等)を通すのが一番のようです。各寺院のコネを探すより、これらの関係者とコネを作る方が早いと思います。
(神奈川仏教文化研究所はまだ名前が売れていませんので効果はありません。悪しからず。)

[From 管理人]




[35] 有り難うございました。 - 投稿者:Haniwa 投稿日:2001/01/24(Wed) 18:14

 [関東]

愛染明王の件、早速江戸仏像図典で調べてみました。なんとそこには、合掌の像も掲載されていました。私はてっきり荒神(如来荒神の憤怒形版)とばかり思っていましたので驚きました。
それにしても江戸時代の庶民の信仰は実に興味深いものがあります。私の所有する不動明王の画幅に至っては四童子(これも珍品)と何故か日輪、月輪が描かれています。
今後はこうした作品が生まれる背景を少し調べてみる積もりです。また質問するかと思いますが宜しくお願い致します。


江戸仏像図典を紹介しながら、私も愛染明王像に合掌の像があるとは知りませんでした。
特に江戸時代は、神仏習合に併せ、修験道、道教なども習合して儀軌に則らない独特の様式を生み出しています。

[From 管理人]




[34] こんにちは - 投稿者:たけなけた 投稿日:2001/01/22(Mon) 19:33

 [北陸]

 

ふだんは無宗教みたいな私ですが、東南アジアの国々に出かけて仏像に出会うと、なつかしく、ほっと感じてしまいます。

お寺や仏像も中国、朝鮮、日本のようにすました感じでないのが気に入りました。というわけで、「東南アジア仏像ギャラリー」ってのを公開しましたので、よかったら、ご覧下さいませ。


東南アジアの仏像に惹かれる人も多いようですね。
当ホームページのリンク集にも、東南アジアの仏像を集めておられる市川さんのホームページを紹介しています。
たけなけた(どういう意味ですか?)さんのURLをお教え下さい。

[From 管理人]




[33] 教えてください - 投稿者:Haniwa 投稿日:2001/01/19(Fri) 23:31

 [関東]

先般、愛染明王の画幅を入手しました。時代は江戸後期のもので、紙本に彩色です。よく眺めてみますと、通常の図像と異なり、第一手が合掌で頭上に獅子頭がありません。それ以外は通常の愛染明王と全く同じです。もしやこれは荒神では?と思うようになりました。それにしても作者は江戸の人ですし、裏書には愛染明王と書いてありますし、裏書にある所有者は現在の群馬県の赤城の人ですし。。。関東地方では荒神信仰はあまり盛んではありませんし、これは一体どういう事なのでしょう??
江戸時代の民間信仰に関する書物でお勧めのものがありましたら教えて頂けますでしょうか。


江戸時代の仏像というのは、余り体系的に纏められていません。案外、フランスのギメ美術館東洋館のコレクションの解説などの方が、充実しているかもしれません。わずかに、江戸仏像図典(久野健編 東京堂出版)があります。
民間信仰については、民俗学のジャンルも含めて多くの書物が出ていますが、文化財に関連するものでは、石仏に関するものが一番多いのではないでしょうか。
日本石仏事典〔第2版〕 庚申懇話会 編 1976 \4,660 雄山閣
石仏巡り入門 日本石仏協会 編 1997 \1,900 大法輪閣 等
民俗学に関連するものは、少し調べてみます。

ところで、愛染明王の画像の件ですが、次のような特徴があるでしょうか?
1)坐像
2)一面三目六臂
3)憤怒像
4)両手に弓と矢を持つ
5)蓮華座の下に宝瓶をもつ
   
これに以外に(というか、最大の特徴ですが・・・)獅子冠、金鈴、五鈷杵がありますが、これは無いということなので、上記の特徴がひとつでも欠けていれば、愛染明王像の可能性は少ないと思います。
また、三宝荒神は、通例では八面六臂で、合掌印のものは無いと思いますが、民間信仰の部類で、いろいろな形式があるのかもしれません。

[From 管理人]




[32] 明けましておめでとうございます - 投稿者:管理人 投稿日:2001/01/02(Tue) 14:08

 [関東]

明けましておめでとうございます。
昨年は、多忙の為、更新もやっとの思いでしたが、本年は、念願のデータベースの公開を目指します。
会員のページが多くなると思いますので、この機会に会員登録を宜しくお願い致します。
メールニュースも発行中ですので、配信御希望の方は、会員登録のページからメルマへの登録を併せてお願い致します。




[31] 更新が遅れました - 投稿者:管理人 投稿日:2000/12/18(Mon) 21:45

 [関東]

1ヶ月近く出張に出ていたため、ホームページの更新が約半月滞ってしまいました。更新を期待して訪ねてくださった方、申し訳ありませんでした。
今後は正月を返上して頑張りますので宜しくお願い致します。
そういえば、正月も出張だったかなぁ〜。




[30] 博物館は全部本物? - 投稿者:Kenchan 投稿日:2000/12/16(Sat) 16:07

 [関東]

先日、大倉集古館の仏教美術の展示を見に行ってまいりました。
どれも素晴らしい物ばかりでしたが、ふと、果たして全部本物か?との疑問が涌いてきました。
某国立美術館に収蔵されている某仏教美術品は自分が造った、と言っている人に会った事があります。
どこまで信じていいことやら。。。。今までは博物館、美術館の展示は全て本物と確信した上で観ていたのですが、少々疑い深くなったこの頃であります。


昔から古美術の歴史は贋物の歴史と言ってもいいほど多くの贋作事件があります。
各種の焼物の復元に取組んで独自の芸術の世界を創出した加藤唐九郎氏の作品が、鎌倉時代の焼物として重要文化財に指定された、「永仁の壷」事件が有名です。
つい数年前には、さる医療法人が奈良国立博物館の薦めで購入した、ガンダーラ菩薩石像に対し、古代オリエント博物館の田辺勝美氏が贋作であると主張し、公開討論会が開かれ、その後、田辺氏がドリルで石像を刳り抜いて材質調査を行うという事態に発展した事件もありました。

各博物館、美術館等の展示品も、多くは市場からの購入品であり、真贋問題を避けては通れませんが、学芸員の眼力を信じるしかないのかもしれません。こと古美術に関しては、本物ばかり見ている学芸員よりも、古美術商の方が、真贋の見分け方においては上手かもしれませんが、国立機関の購入品については、古美術商も参画していることが多いようです。

仏教美術の歴史においても、鎌倉時代には天平時代への、江戸時代には鎌倉時代への復古活動がそれぞれあり、多くの模像が制作されてきました。これらの像が模倣なのか復古なのか贋作なのかは考え方の問題であるのかもしれません。

[From 管理人]




[29] ありがとうございます - 投稿者:あやっぴ 投稿日:2000/11/17(Fri) 23:33

 [近畿]

色々な書籍を詳しくありがとうございます。

2歳の子どもがいるので本屋さんをじっくり見ることも
なかなか出来ませんが、
明日あたりがんばって探してみます。

管理人さんも、清水寺は行かれたのでしょうか??
六波羅密寺は時間がなくていけなかったのですが、
12年に一度ですから、
リベンジしたいです。


秘仏御開帳や仏像の展示会などの紹介をしながら、実際は時間が取れず、ほとんど行っておりません。紺屋の白袴ですね。

本も、余りにも多すぎるので、時間をかけないといいものが見つからないし、そのうちに店頭から消えてしまうし、結構面倒なものです。買う本が決まっているなら、最近はやりのインターネット本屋さんを使うのも手かもしれません。

クロネコヤマトのブックサービス
http://www.bookservice.co.jp/
アマゾン・ジャパン
http://www.amazon.co.jp/
シーブック24ドットコム
http://www.cbook24.com/
ブックレビュー
http://www.bookreview.ne.jp/
等があり、安い送料で送ってもらえます。

出版社にて入手不可能なものは、古書の代理購買も可能ですので御相談下さい。

[From 管理人]




[28] 初めまして - 投稿者:あやっぴ 投稿日:2000/11/17(Fri) 01:08

 [近畿]

初めまして。

先日、念願だった清水寺の33年に一度のご開帳に行ってきました。
すばらしかったです。
この一言です。

そこで教えていただきたいのですが、
如来様から菩薩様、四天王など、
どのような役目を持ちどのような役目を果たしたか、など、
詳しく分かる書籍などはご存じないでしょうか??

好きな仏像などができると、その背景まで
詳しく知りたくなってしまうもので・・・。

ああ、もう一度行きたいです清水寺。


京都・清水寺の千手観音立像は、12月3日まで約10ヶ月に亘る長期の御開帳となっていますのでご覧になった方も多いでしょうね。今年は、滋賀・木之本地蔵院、岩手・中尊寺等、各寺院とも長期の御開帳が多いようです。京都では、その他、六波羅蜜寺の本尊十一面観音立像が、12月5日まで12年ぶりの御開帳を行っています。国宝に指定されて初めての御開帳という事で話題となっていますが、インターネット上でも御開帳されていました。こちらの方は残念ながら11月9日で終了となりましたが、大きな写真でしたので御開帳の雰囲気が充分に味わえました。インターネット時代の御開帳として興味ある方法だったと思います。

さて、仏像の解説本の件ですが、当ホームページでも、文化財データのページに、文化財関係参考図書一覧として、お勧めの解説書を掲載しています。このなかで、現在でも比較的入手しやすいものとして(すなわち、売れている?)下記があります。
また、写真が豊富に見たいということでしたら、現在ムック版で、沢山の仏像の本が出ていますので本屋さんでご覧になって下さい(あんまり多いので良く見ていません)。

「仏像彫刻の鑑賞基礎知識」 光森正士・岡田健編 至文堂 1993 3,689
  至文堂の文化財シリーズは、定評があります。
「やさしい仏像の見方」 西村公朝・飛鳥園著 新潮社 1983 1,500
「仏像の見分け方」 西村公朝・小川光三著 新潮社 1987 1,500
  僧侶であり、仏師であり、国宝修理所の所長であった西村公朝さんの解説は、
  やさしく丁寧で、かつ具体的で説得性があります。
「仏像鑑賞の基本〔改訂増補版〕」 久野健著 里文出版 1995 2,233
  最近改訂増補されました。姉妹編の「仏像鑑賞の旅」は、当研究所員も執筆
  しています。
「図説 仏像巡礼事典〔新訂版〕」 久野健編 山川出版社 1994 1,943
  仏像に関する解説、各地の仏像のリストがコンパクトにまとめられています。
  本書も当研究所員が執筆しています。
この他、尊像別の解説としては、大法輪閣出版の仏像入門シリーズ(観音さま、地蔵さま等)が面白いと思います。

[From 管理人]




[27] 依頼 - 投稿者:野口 昌男 投稿日:2000/11/12(Sun) 10:14

 [関東]

私は縁あってある仏像を持っています。由来は武田信玄の正室三条夫人が京都より嫁入りした際に持ってきた仏像だそうです。
もともとは、三条夫人の菩提寺円光院の本尊だったそうです。
釈迦如来坐像で像高42,5センチぐらいのものです。
わけあって手放したいのですが、興味のある方紹介いただければ、ないし、ご助言いただければ、助かります。宜しくお願い申上げます。


伝承の通りだとすると、その頃のものは胎内等に銘文があるはずですので、調べられると良いと思います。全く傷んでないか、きれいに修復されている場合は難しいかもしれませんが、坐像の場合、通常は像底からあるいは首ほぞを外して確認できます。
売る場合は、古美術商か個人かお寺かによってアプローチが異なりますが、個人かお寺の場合には時間がかかることが多いので、古美術商にコンタクトするのが一番手っ取り早いと思います。
ネット上でも、無料鑑定、売却依頼等を扱っているサイトがあります。(古美術 鑑定 売却 等で検索してみて下さい)
当研究所では、売買に関与するつもりはありませんが、せめて写真でも送って頂ければ、心当たりを当たってはみますが・・

[From 管理人]




[26] はじめまして。 - 投稿者: 投稿日:2000/11/06(Mon) 11:21

 [関東]

 

初めて訪れさせていただきます。
こちらの方で仏像関連に関して展示会等の情報があると伺ったので参りました。
ところでこちらでは情報提供があれば一般の小さな所の展示会なども紹介して下さるのでしょうか?

実は私は、横浜の木彫教室のサイトを運営しているのですが、生徒さんなどの展覧会の情報が広く公開できないので悩んでいるのです。
御回答いただければと思います。それでは。


木彫教室とは、仏像彫刻でしょうか、鎌倉彫り等の工芸彫刻でしょうか。
本研究所は、原則として仏教文化財に関する情報を取扱っています。
では、文化財とは何か、歴史的に価値のある文化の産物とすれば、歴史とはいつまでを言うのか、価値は何によって決まるか等々・・・・・ と言われるとその違いを明確には答えられませんが、今のところ、現代の彫刻は取扱っておりません。
仏教彫刻であれば、松田瑞雲さんの「仏教彫刻ワールド(http://www2.tokai.or.jp/zuiun/)」等のリンクに掲載してもらう方が効果的かもしれません。

しかしながら、瑞雲さんのホームページを訪ねてみると、沢山の方が彫刻に打ち込んでおられ、その方々が情報を必要としていることが解りました。御要望があれば、紹介することはやぶさかではありません。
ただ、展示会案内のコーナーに現代の彫刻を併記すると、見る人が混乱しますので、別のコーナーを設けて紹介したいと思います。コーナーの名称は別途考えますが、情報を送ってみてください。
何か勿体をつけている様で恐縮ですが、戸惑っているだけですので御了解下さい。

[From 管理人]




[25] 東京文化財ウィーク - 投稿者:だいき 投稿日:2000/11/04(Sat) 22:05

 [関東]

で、府中市の善明寺の鉄造阿弥陀如来坐像(重文)をみてきました。
まるい感じの像で、みてると、ほっとしました。

ところで、鉄製の仏像というのは珍しいのですか?


現在重要文化財に指定されている仏像は、約2500件(約4000体)ですが、この内、鉄造の像は7体です。
鉄以外でも紙や銀などで造られた像もありますが、特殊な用途、目的で造られたこれらの例を除けば、鉄造の仏像は、少数派に属します。
鉄は、融点が、銅の1083℃に比べて、1530℃と高くて扱いにくく、また腐食しやすいため、仏像の素材としては、余り好まれなかったものと思われます。造像法も、銅造が、ロウ型(密ロウで原型を作った上から土をかぶせて焼き、流れ出たロウの部分に銅を流し込む鋳造法)で鋳造された精密なものが多く、表面も鏨等で仕上げるのに対し、鉄造は、砂型を外型として合わせて造る鋳造法がほとんどで、細い造作が苦手であり、また鋳物の表面が硬く、型の間からはみだしたバリも取るのが困難であるため、仕上がりも余り美しくはありません。
鉄仏は、時代、地域とも限られており、現存する像のほとんどは、鎌倉時代の制作で、また、地域的にも関東地方及び愛知県尾張地方に集中しています。これは、鉄に対する信仰と共に、鉄仏の持つある種の荒々しさが、武家社会の好みと合ったためと考えられます。
どこか、鉈彫像(木造で表面を仕上げず、荒彫りのままにした像−平安から鎌倉時代にかけて関東地方で主に制作された)に通ずる所があるのかも知れません。
善明寺には、坐像と立像の2体の鉄仏があります。
坐像の方は、現存する鉄仏の内では最大の像です。そのためか鋳造技術にやや難があり、立体感に乏しく衣文線も浅く簡素ですが、全体に柔らかく量感があります。御指摘のまるい感じというのは、一般的な鉄仏のイメージですね。
これに対し、立像の方は同様に鋳造の際の欠損部があるものの衣文線等は明瞭で、鉄仏の中でも流麗な像であり、木型を使用したものと考えられています。
鉄造の仏像の多くは背面等に銘文が陽刻されていますが、在銘像としては、栃木県・北犬飼薬師堂の薬師如来坐像が最古の像です(1218銘)。また、造形的に優れた例としては、東京人形町・大観音寺の菩薩像頭部(頭部だけで168cm)、愛知県稲沢市・長光寺の地蔵菩薩立像等があります。

[From 管理人]




[24] 7777ゲットしてしまいました! - 投稿者:管理人 投稿日:2000/10/23(Mon) 12:58

 [関東]

 

777ゲットしてしまいました!
更新して内容確認しようと思ったら、7777でした。
カウンターマニアの方いたらごめんなさい。
               
                管理人




[23] 旅行に参加できますか - 投稿者:大島 豊 投稿日:2000/10/14(Sat) 23:14

 [関東]

会員便りにある仏像旅行等に参加したいと思いますが、会員でないとだめでしょうか。申し込むにはどうすればいいのでしょうか。


ネット会員便りの旅行案内は、当研究所主催ではなく、川尻所長が講師を依頼されているものを紹介しています。従って、当会の会員である必要はありませんので、直接主催団体に申し込み下さい。
もちろん、当方にメールを頂いても結構です。

[From 管理人]




[22] Untitled - 投稿者:岡野 亮平 投稿日:2000/10/04(Wed) 00:05

 [東海]

ご回答有難う御座いました。
文化財の名称も歴史があり、難しいものなのですね。
また、書き込みしますのでよろしくお願いします。




[21] 旧国宝 - 投稿者:だいき 投稿日:2000/10/02(Mon) 23:05

 [関東]

確かに「旧国宝」という表示みますよね。今となっては、ほんとに何の意味のがあるのやら。
旧国宝の数は、私もわかりません。すみません。

ちなみに旧国宝制度は、昭和4年の「国宝保存法」によるものです。
記念物に関しては、大正8年に「史蹟名勝天然紀念物法」が制定されてます。
また、たまにみる「重要美術品」は昭和8年「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」に基づきます。これは国宝に指定されていない美術品が海外に流出するのを防ぐのが目的だったものです。

で、管理人さんのとおり、昭和24年に「国宝保存法」「史蹟名勝天然紀念物法」をなくし、文化財保護法ができます。
が、文化財保護法の附則事項として、「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」は当分の間なおその効力をもつとされ、「重要美術品」の名称が未だに使われているわけです。
(いつまで「当分の間」なんでしょうね)

文化財保護法もいろいろ改正されていて、
昭和29年に、無形文化財、民俗資料の新設、埋蔵文化財保護の拡充
昭和50年に、民俗資料を民俗文化財とし、重要無形・有形民俗文化財に。埋蔵文化財の充実、伝統的建造物群保存地区、文化財保存技術の新設
平成8年に、登録有形文化財(建造物のみ)の新設
平成12年に、地方分権に絡み、史跡名勝天然記念物の現状変更事務を各自治体におろす
という感じに充実してきてます。現在の文化財保護法は昭和50年の改正のをベースにしています。

各県や市の文化財は、○○県(市)文化財保護条例に基づいて指定していると思います。
有形文化財ですと、昔は「県(市)重宝」といってたみたいですが、最近は「○○県(市)指定有形文化財」とするところが多いみたいです。
自治体によっては、古い?「重宝」という名称を使っていますが、条例を改正していないのでしょうね。
また、最近では建造物以外の有形文化財も「登録」文化財として保護する自治体もあるようです。


PS 法律の情報は、文化庁文化財保護法研究会編「文化財保護法改正のポイントQ&A」(平成9年 ぎょうせい)に拠りました。

PS2 清凉寺式釈迦はあれ以来進んでおりません。とりあえず、市内のどこのお寺にあるかはチェックしました。
   今度、参拝してこようかな。


丁寧な解説有難うございます。
実は、旧国宝の説明をしながら、重要美術品についても気になったのですが、文化庁の文化財に関する説明の中にもなく、そのままになっていました。昭和8年の法律が生きているとは知りませんでした。

[From 管理人]




[20] 旧国宝って? - 投稿者:岡野 亮平 投稿日:2000/10/01(Sun) 10:20

 [東海]

お寺の立て看板などに「旧国宝」などと言う表示を見かけますが、あれは何なのでしょうか。教えてください。

 


昭和24年1月、法隆寺の金堂壁画が焼失したことをきっかけとして、文化財保護制度が見直され、昭和25年5月に現在の文化財保護法が成立しました。(今年は50周年記念にあたり、日本国宝展がひらかれました)
新文化財保護法の施行に伴い、それまで旧制度で国宝として指定されていたものを一旦指定解除し、新たに「国宝」、「重要文化財」として指定されることになりました。
国宝、重文の区別は、文化庁の定義によると、「有形文化財のうち重要なもの」を重要文化財,さらに「世界文化の見地から特に価値の高いもの」を国宝としています。
御指摘の例は、旧制度上の「国宝」を「旧国宝」と表記しているものと思われます。所有者にとっては、ある意味格下げとなったと感じて、威厳をつけるためと思いますが、半世紀も前の呼称であり、今は重要文化財も立派な文化財です。

現在国宝は1,056点(内彫刻は、123点)、重要文化財は12,192点(内彫刻は、2,572点)となっています。ちなみに国宝一号は、京都・広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像、彫刻の123号(最新)は、奈良・円成寺の大日如来坐像です。

旧文化財法に基づく国宝が何点あったか資料がありませんが、どなたかご存知でしたらお教え下さい。

なお、国の指定文化財以外に、各都道府県、市町村で独自の基準で重要文化財として指定しているものがありますが、これらは、通常県文、市文として区別しています。

[From 管理人]




[19] 仏像の古色の味わい云々について - 投稿者:管理人 投稿日:2000/09/05(Tue) 22:54

 [関東]

細田さん、書き込み有難うございます。
定朝仏が、思うところの仏のイメージに近いというところは、とても良く解ります。円満具足の心安らかな存在という意味では一番だと思いますし、それゆえ、
藤原道長をはじめ、中世の多くの人々に信仰されてきたのでしょう。

仏像の古色の味わい云々については、過去にも多くの意見があります。古建築の解体修理のたびに、あの朱丹と緑の彩色について議論がおこりますが、確かに、当初のあるべき姿を認識することは必要です。
しかし一方で、それが受けてきた長い間の変貌もその歴史であり、容認しなくてはならないものだと思います。これらは数年で役目を終えるように造られた訳ではなく、数十年、数百年、場合によっては永遠に存在することを前提に造られているはずです。
宮大工の西岡常一氏が奈良・薬師寺の東塔を再建したときに、「屋根の傾きがゆるすぎて落ち着かない」と言う意見に対し、「木は生きているから、瓦の重みで次第にたわみ、3、400年後には、丁度良い形に落ち着きます」と答えていたのを思い出しますが、確かに昔の人は、我々よりももっと長いスパンで物事を考えていたのでしょう。

返答欄に記入しなかったのは、私の意見が決して正しい回答だとは思わなかったからです。ご意見のある方は、どうぞご記入下さい。

 


西岡常一氏が再建されたのは、薬師寺の西塔でしたね。お詫びして訂正致します。
        管理人

[From 管理人]




[18] Untitled - 投稿者:細田 投稿日:2000/09/05(Tue) 00:36

 [関東]

私は仏像を拝観することを趣味としている者です。
中でも定朝様式の阿弥陀が大好きです。何故かと申しますと、それらの仏像が私の思うところの仏のイメージに最も近いからです。
とりわけ、平等院のものや浄瑠璃寺の諸像にとても強く惹かれております。
これらの像は金箔がきれいに残っており、創建当時の姿をイメージすることができるからです。
現在では彩色や金箔の剥落した仏像を古色の味わいがあるなどと言い、美術的、あるいは骨董的価値ばかりが賞賛されることが多いように思いますが、私はこれに疑問を感じております。
古来より、仏像は何らかの形で修理修復などの手入れをしながら現代に伝えてきたもののはずです。
仏像に佗び寂びを持ち込むな!とどなたかが言っていましたが、私も同意見です。




[17] 清凉寺式釈迦如来って3 - 投稿者:だいき 投稿日:2000/09/03(Sun) 22:05

 [関東]

先日、国会図書館に行ってきました。
お陰様で、いろいろ文献を読む事が出来ました。
やはり、江戸時代の逸品は少ないようですね。

でも、国会図書館、相変わらず、時間もコピー代もかかって、
ふぅ、って感じです。
でも、検索システムはさすが!ほかの資料もいろいろ探せました。

 


国会図書館も、検索システムを一新し、インタネットや、各地の主要公立図書館からオンラインで蔵書を検索出来るようになり、画期的に便利になったようですね。
このところしばらく行っていないので、まだ、インターネットでしか体験していませんが。
清凉寺式釈迦如来像について、いい資料がありましたか?
何か解った事があれば、教えて下さい。
内容もさる事ながら、何かに疑問を持った時に、どうやって調べ解決するかというプロセスも、皆さんの参考になると思いますので、「清凉寺式釈迦調査日記」(?)でも投稿いただければ、掲載いたしますヨ。

[From 管理人]




[16] 凉 or 涼 - 投稿者:管理人 投稿日:2000/08/25(Fri) 22:16

 [関東]

だいきさんの回答の中で、参考文献の表題が清「凉」寺でなく清「涼」寺となっていました。お詫びして訂正致します。

実は参考文献は、インターネットから流用したのですが、念の為、gooで調べてみたところ、清凉寺99件に対し、清涼寺で調べるとなんと372件がリストアップされました。
しかも中には、京都市のオフィシャルページや某大学のホームページがあったりしてびっくり。
ちなみに、曼茶羅(正しくは曼荼羅)を調べたところ、297件ありました。
間違えやすい漢字を含む文字を検索するときは、わざと間違えて入力することも有効かもしれません。




[15] 清凉寺式釈迦如来って2 - 投稿者:だいき 投稿日:2000/08/24(Thu) 00:35

 [関東]

管理人さんへ

返答ありがとうございます。像容はまさに仰る通りの感じでした。(写真ですけど)
で、更に質問。
68+20=88の清凉寺釈迦像が全国にあるということですが、これは殆ど、大流行した鎌倉・室町期のものなのですか?
江戸期のものはどれくらいあるのでしょう?
江戸期にも模刻する伝統が残っていたということでしょうか。

なんか興味がわいてきました。
清凉寺式釈迦像に関する文献があったら教えてください。読んでみたいです。

ちなみに、私の地元とは、東京都府中市です。

 


国の重要文化財に指定されている清凉寺釈迦像20体の内訳は、平安時代1体、鎌倉時代18体、室町時代1体となっています。指定以外のものの内訳は手持ちのデータ―が無いので不明ですが室町、江戸時代のものが多いのかもしれません。
従って、前回の回答は正しくないので、下記のように訂正させて頂きます。

鎌倉、室町時代の作例が多くそれ以降の「優作の」作例が比較的少ないことを言っているのだと思います。(ちょっと反則?)

仏教は、他の宗教と異なり多神教で、時代、宗派により、信仰の対象が阿弥陀であったり、大日であったり、法華経であったりと多種多様で複雑化しているため、いつの時代にも釈迦に帰ると言う動きがあり、江戸時代にも釈迦信仰は起こっています(現代の仏教系の新興宗教にも釈迦信仰に類するものが見られます)。

参考文献としては、
京都国立博物館編『釈迦信仰と清涼寺』(特別展目録)
毛利久「清涼寺釈迦像変遷考」(『日本仏像彫刻史の研究』所収)
猪川和子「東国の清涼寺式釈迦如来像」(『日本古彫刻史論』所収)
同「西国の清涼寺式釈迦如来像」(『美術研究』324.327)
前田元重「清涼寺式釈迦像現存表」(『金沢文庫研究紀要』11)
などがありますが、現在入手は困難なので、国会図書館、東京都立中央図書館などで調べられるよいと思います。
日本史小百科 彫刻    久野健編   近藤出版社 1985
仏像のみかた 技法と表現 倉田文作著  至文堂   1965
日本の美術  胎内納入品        至文堂
にも、清凉寺釈迦像の項目があります。(これらも入手困難か?)

東京の近郊の作例では、目黒区下目黒の大円寺の像が比較的古く、かつ原像に忠実な像として知られています。

以上取合えずご回答まで。

[From 管理人]




[14] 清凉寺式釈迦如来って - 投稿者:だいき 投稿日:2000/08/22(Tue) 23:42

 [関東]

はじめまして!
このようなHPがあるとは、今まで損してた感じです。
どうぞよろしく。

ところで、地元の仏像の本を読んでたら、
江戸時代の清凉寺式釈迦如来があり、足の裏の模様も有り、なかなかのものだと
書いてあったのですが、清凉寺式釈迦如来がよくわかりません。
事典で基本的なことはわかりましたが、江戸時代のもので貴重というのが
いまいち飲み込めません。
何故なのでしょう?(文化財には指定されていないようです)

 


既にお調べ済みと言う事ですが、おさらいのため書きますと、
 清凉寺の釈迦如来像は、983年、宋に渡った東大寺の僧「ちょう(大の下に周)然」(ちょうねん)が請来した像で、胎内に納められた古文書から、天竺の優填王が生前の釈迦の姿を彫り出したものと伝える啓聖禅院の等身大の立像を、中国の仏師に模写させたものであることがわかります。釈迦像の胎内には文書・経巻・版画・鏡・古銭などの納入物の他、絹製の五臓の模型が納入されていたことから、生身の釈迦として扱われていたことが想像されます。やがて清凉寺釈迦像は、「釈迦瑞像」「栴檀像」「生身釈迦」等と呼ばれ、霊像として信仰を集めるようになり、鎌倉時代以降日本各地で、清凉寺釈迦像の模作が大流行しました。これらは「清凉寺式釈迦像」と呼ばれ、畿内・南関東・瀬戸内西部を中心に、忠実な模像が68体(うち20体は国重文)、変形像20体が現存しています。像容としては、衲衣(のうえ)を通肩(つうけん−両肩を覆う形)に着け、頭髪を縄を巻いたような形状に表すのが特徴です。
 江戸時代のもので貴重とあったとの事ですが、造像の経緯から、丁寧な作りのものが多く、また、全国にも数が限られていること、流行した鎌倉、室町時代の作例が多くそれ以降の作例が比較的少ないことを言っているのだと思います


[From 管理人]




[13] 7000人目で光栄です。 - 投稿者:みや 投稿日:2000/08/22(Tue) 12:09

 [関東]

 

他のリンクから来ましたが、カウンターの数字をみてビックリ
思わず書き込みました。
仏教に縁の無い私ですが、芸術としての仏像や建物に興味があります。
あっと、それから、仏像を主題とした、ちょっと変わった
シルバーアクセサリーあります。見てください。

 


おめでとうございます! と言っても何の特典もありません。悪しからず。
仏像を主題とした、シルバーアクセサリーとはどんなものでしょうか。仏像を象った銀のブローチや置物等でしょうか。興味ありますので一度見せて頂けますか?

[From 管理人]




[12] ありがとうございます - 投稿者:毬割eco 投稿日:2000/08/15(Tue) 17:39

 [関東]

早速お返事いただきましてありがとうございます。

先日、同行していた者も不思議に思ったらしく、
長谷観音の堂内の土産物売場?の方(お守りとか授けて下さる方です)に、「おでこのヒゲのような物はなに?」と尋ねたところ、「ヒゲです。」と答えが返ってきたそうで、
おでこにヒゲ〜?と釈然としない日々を過ごしているのでした。

確かに、仏像の写真を見ていると、はっきりと「ほつれ毛」が表現されている尊像もありますね。蓮華王院(三十間堂)の千手観音像の中にもちらほら見られます。
観心寺の如意輪観音像の様に生え際からしっかり表現されていれば、「ほつれ毛」として疑問に思うこともなかったと思います。

ただ、長谷観音の場合、あまりにも唐突におでこの真ん中から
「生えてる」ように見えたものですから。




[11] 誤字訂正 - 投稿者:毬割eco 投稿日:2000/08/11(Fri) 14:06

 [関東]

白豪・・正しくは白毫ですね。ごめんなさい。

[10] はじめまして - 投稿者:毬割eco 投稿日:2000/08/11(Fri) 14:03

 [関東]

先日、鎌倉を仏像を目当てに散策していて、
不思議に思うことがあり、いろいろ調べているうち、
ここを見つけました。

その不思議に思い、わからなかったこととは、
観音像のおでこにあったヒゲのようなものです。
はじめに「おや?」と思ったのが、長谷寺の長谷観音像でした。
白豪の上のおでこに、にょろっと何かが生えているのでした。
前髪が下がっているような造形ではなく、
おでこから上に向かって生え、横にのびていました。
その後、円覚寺の百観音の中にも、同様の表現でヒゲ状のモノが
おでこにある観音様があり、疑問が増してゆきました。
あれは、なんなのでしょうか?
白豪が、長い毛が丸まった物のなので、そのほつれ毛?とも考えられるのですが、なんだか釈然としません。
どなたかお解りになるようでしたら教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。


長谷寺の観音像をそこ迄じっくり眺めたことはありませんが、白毫の上にあるものは、頭髪のほつれ毛の事でしょう。
仏像の場合、威厳を表すためか、口元に口ひげを書き加えられる事がありますが、同時に、髪際(髪の生え際)の真中にほつれ毛を書き加えた例も見られます。鎌倉・龍峰寺の聖観音像等、鎌倉時代の像に多い様ですが、大阪・観心寺の如意輪観音像(平安時代初期)などにも見られます。白毫から生えているように見えるかも知れませんが、良く見ると額の生え際の真中から描かれていると思います。
口ひげが描かれた例としては、奈良・興福寺の阿修羅像(奈良時代)等があります。
ちなみに、白毫は、如来の三十二相によると、一本の長い毛が渦巻状になったものなので、ほつれ毛が生じる事はないと思います。

仏像を眺めていると、不思議に思う事が度々ありますが、それを一つ一つ調べていくと面白い結果に出会う事があります。通常の仏像解説書に載らない様な、仏像の裏話的なテーマを集めた本に「仏像ここだけの話」(佐藤昭夫著、玉川大学出版部、玉川選書、1981刊)等があります。御参考迄に。

[From 管理人]




[9] こんばんは。 - 投稿者:ミクスト 投稿日:2000/07/25(Tue) 02:21

 [関東]

 6666ゲットです、はじめまして。明日のレジュメ発表に不吉な予感、いいえ、浄楽寺、攻略して見せます!ここをもっと早く知っていればいろいろ質問できたのに。ああ。失礼しました。


論文の発表か何かでしょうか? 投稿頂ければ皆さんの指摘が得られ、より完璧なものになるかも知れませんネ。投稿、質問等いつでもどうぞ。
[From 管理人]




[8] お願い - 投稿者:鳥飼 由梨 投稿日:2000/07/19(Wed) 22:03

 [関東]

友人に頼まれて仏像に関する報告書の翻訳をしているのですが、
なにぶん、素人ですので、用語がわかりません。
以下について、英語の定訳がありましたら、教えていただければ
大変助かります。お忙しいところ、申し訳ございませんが、
よろしくお願い致します。
・盛上文様
・刳上式
・肉髻珠
・白毫
・禅定印
・大衣
・偏衫
・裙
・禅刹


とりあえず、用語の解説と訳語を書いてみましたが、余り自信がありません。
どなたか、もっと良い回答がありましたら追記、又は訂正下さい。

1.盛上文様(もりあげもんよう) 
胡粉等で文様を盛上げ、彩色を付けたもの。
胡粉で盛上げた文様という説明になると思います
胡粉はwhitewash 文様はpattern 

2.肉髻珠(にっけいしゅ) 
肉髻は、仏の頭頂部の肉が隆起し、髻(もとどり)のようになったもの
肉髻の正面に水晶の玉を付けたものを肉髻珠という(通常赤色に塗られています)
訳語:ushnisha(サンスクリット語) cranial protuberance
英文解説:a fleshy protuberance on the top of the head

3.刳上式(くりあげしき?) 
通常内刳といい、木造の場合、乾燥による干割れを防ぐため、像の内側を刳って空洞にすることをいう
坐像の場合、像底から刳ることが多く、「像底より内刳」と言うと思います。
訳語:hollowed outか?

4.白毫(びゃくごう) 
如来の眉間にあるという白い毛を表すもので、通常水晶の玉を嵌入することが多い
訳語:urna(サンスクリット語) an auspicious mark
英文解説:a small circular projection appears on the forehead between the eyebrows

5.大衣(たいえ)
如来がまとう大きな布の衣、衲衣という
訳語:robe

6.偏衫(へんざん) 
如来の服制で右肩を露にした偏袒右肩の着衣法の場合に、右肩を隠すために用いた布のことをいう
これは、特殊過ぎて、訳語は無いと思います
強いて言えば、henzan clothか?

7.裙(くん)  
衲衣の下に着ける下着
これも偏衫と同様に適当な訳語は無いと思います。
訳語:kun drapery

8.禅刹 (ぜんさつ)
禅宗の古刹
訳語:ancient temple of Zen sect

9.禅定印(ぜんじょういん) 
釈迦のとる印相で座禅を組む時に膝前で両手を重ねた組み方。
訳語:dhyana mudra(サンスクリット語) hands in the position of meditation 又は dharm world of concentration
mudra は、印相(手の形)、dharaは、法を示します。

[From 管理人]




[7] Untitled - 投稿者:大森 隆 投稿日:2000/06/17(Sat) 19:00

 [東海]

突然のお願いですが、地方の仏像を訪ねる際には、どのような手続きが必要なのでしょうか。また、仏像を拝観する時の注意を教えてください。


京都、奈良や鎌倉と違い、一歩離れると拝観料を払えば黙って拝観できるというお寺はほとんどありません。
基本的には、お寺を管理されている方に個々にお願いするしかありませんが、大きなお寺でない限り、専業のご住職は少なく、兼業で昼間は勤めておられる所も多いので、突然訪ねても拝観できないことがほとんどです。このため、事前に手紙や電話で拝観のお願いをする必要があります。
ただ、お寺に連絡しても、仏像を管理しているのがお寺ではなく各種団体や、檀家総代であったり、または住職が遠くのお寺の兼任であることもあるため、市町村の教育委員会の文化財の担当課に連絡先の紹介をしてもらうのが一番確実です。
拝観をする際の注意事項については、いづれ、コーナーを設けて紹介します。

[From 管理人]




[6] 鎌倉谷戸歩き - 投稿者:津久井 憲司 投稿日:2000/06/05(Mon) 15:53

 [関東]

川尻 祐治 様

鎌倉朝日にご連載の「鎌倉谷戸歩き」を拝見しております。

ご紹介いただいたルートのほぼ80%を歩いてみました。

鎌倉がますます好きになりました。ありがとうございます。


当ホームページの記事は、1年遅れで掲載していますので、鎌倉朝日の購読者には新鮮味が無いと思います。